第6節 放射性廃棄物処分に関する安全性実証試験
 放射性廃棄物処分の安全性に関する地元住民の不安を解消し,立地の円滑化に資するため,放射性廃棄物処分に関する安全性実証試験が電源開発促進対策特別会計の委託費により実施されている。
 原研,(財)電力中央研究所及び(財)原子力環境整備センターでは,原子力発電に伴い発生する低レベル放射性廃棄物の処分に関する安全性を実証するため,放射性廃棄物安全性実証試験が行われている。

 原研では,

(1) 廃棄物固化体自体に放射性物質のとじ込め機能があることを実証し,定量的に浸出率を求めるための放射性廃棄物固化体長期浸出試験

(2) 陸地処分施設及び地中での核種の移行に関する試験を行い,人工バリア,天然バリアの安全性を実証する放射性廃棄物陸地処分安全性実証試験
が実施されている。

 (財)電力中央研究所では,

(1) 廃棄物固化体を海洋処分候補海域に一定期間放置後検査すること等により固化体の長期安全性を実証するための海洋処分用投棄物長期健全性実証試験

(2) 陣地処分用コンクリート施設の長期にわたる環境からの作用がコンクリート施設に与える影響を試験し,陸地処分用施設の長期的な安全性を実証するための低レベル放射性廃棄物陸地処分用施設長期耐久性試験
が実施されている。

 (財)原子力環境整備センターでは,最終貯蔵施設における搬入,検査,貯蔵等に係る設備が大量の低レベル放射性廃棄物を安全に取り扱うことができることについて実証する低レベル放射性廃棄物施設貯蔵安全性実証試験が実施されている。